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2007年5月27日 (日)

ショックな出来事の続き

先日投稿したショックな出来事を、さる会にて話したところ、

「お母さんたちが花を花専門店で買わなくなっている」

「スーパーなどのテナントが増えて、花専門店が減少している」

以上のような理由が主で子供たちが花屋さんの働く姿を見る機会が失われてきているのではないかという結論に至りました。

フラワーギフトとは「花」というモノを売る商売ではなく「ココロ」を花という「モノ」に替えて売る商売だと日頃考えています。

当店でも支店はスーパーテナントに入っていますが、子供たちが花を、野菜や肉魚と違う対象で見てくれるような店作りをしなければと考える事でした

挑戦

昨日は仕事の合間を縫って、近くにある枕崎空港へ出かけました。

なにやら、ライト兄弟が制作して世界で始めて飛んだ飛行機の複製が作られたらしく、その実験が行われるらしい。

娘を連れて制限区域内立ち入り許可を受けたのですが、残念ながら強い横風のため実験は中止。しかしながら格納庫から出してエンジンをかけてくれるとの事。マスコミの方々の無言の圧力があったのかは解りませんが(笑)、ありがたいことです。

Dsc_0519

しかし格納庫から出すにも苦労する横幅で意外な大きさに驚きました。私のような素人にはどういう方々がこのプロジェクトを行っているのかもわかりませんでしたが、案の定エンジンがかからず、時間切れで飛行場を後にしました。

大変失礼ながら、あの行き当たりばったりぶりでは風がなくて飛行実験が出来ても失敗したような気がしますが、私があの場所で思ったのはそれでいいと思うのです。私が持っている約60年ちかく前のバイクもその日の天気や乗り手の気分で調子が違うのです。走っている途中で止まってしまっても、それもまた味わいだと感じるのはロマンや夢みたいなものをその「モノ」に感じるからだと思っています。まさにその心をあの飛行機とプロジェクトに携わる方々に感じたのです。

大手航空会社などが記念事業で作った機体で広告代理店が立ち上げたイベントではショーとしては立派でしょうけど夢やロマンなんて感じませんよね。短い時間でしたが不出来の妙というか人間の心の揺らぎの部分に深く感じる出来事でした。Dsc_0513

偶然同敷地内に県の航空救助隊のヘリもあり、娘は記念撮影もさせていただいて喜んでいました。

↓この日記のMBCさんの動画配信が見られます

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/mbc/20070526/20070526-00000006-mbc-loc_all.html

2007年5月11日 (金)

ショックな出来事

http://www.dai-ichi-life.co.jp/news/pdf/nr07_05.pdf

第一生命保険会社の実施しているアンケート「将来なりたい職業」で「花屋さん」が実施以来突然ランク外に落ちました。毎年高順位で、世の中の花屋さんがこれを見ていかに喜んできた事か・・・・。

しかしいきなり落ちすぎです。他の職業は妥当なところなので花屋だけが落ちた感じがします。残念です。

2007年5月10日 (木)

母の日直前

母の日直前になりました。

続々と商材が入荷してきてその準備に大わらわです。

特にカーネーションは取り扱う数が大きいので準備にもひと騒動です。Dsc00208

約200桶ぶんの色とりどりのカーネーション

年に一度、この時期にしか花を買わないという方も多いのではないでしょうか。

売る立場の私たちからすれば、一年で一番花の値段が高い時期の花屋の値札しか見ずに「花の値段は高い」という意識をもたれるとしたら非常に残念ですが、またこれを機会に花屋に足を運ぶきっかけになって欲しいと思って接客させていただいています。

母の日本番まであと4日、「備え8割」といわれるように準備する事も意外と多くてずっと残業続きですが世の中のお母さんたちに心が届くように頑張りたいと思います。

初節句祝

先日は友人の息子さんの初節句祝にご招待を頂きました。

母の日も間近に迫りスケジュール的には大変な時期ではありましたが、アットホームな雰囲気のもと和やかに歓談できて良い一時をもて、参加してよかったなぁと思う事でした。

モノ作りを生業としているその友人は少し年下ながら、仕事に対する情熱は素晴らしく刺激を貰います。いま自分が成すべきことを常に模索しているようでもあります。

フラワーデザインの世界ではどんな立派な賞を取った作品でも写真や記憶でしか残らないわけですが、そのことを友人の父上に「自身が作ったものが残るのはうらやましいです」と申し上げたところ、「逆に今の年になり、残る事の怖さを感じる。今でも買い戻したいと思う作品はある」とおっしゃられました。行間に様々な意味があるのでしょうが、その業界の権威でもあるお父上でもそういうお言葉がさらりと出る所に友人の謙虚さと繋がるところがありなるほどと思いました。

地に足を着けて仕事をする事の大切さ。けっして驕(おご)らない事をあらためて教えて頂いた気がして。参加してよかった一日でした